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ワカルヤツ限定

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ここは感情のゴミ捨て場です。

【5つのボタン】2011年11月22日

目が覚めたら窓一つ無い、コンクリで固められた部屋でした。
有るのはトイレとベッドと扉、あとはその前にある5つのボタンだけ。

怖くなり、大声で叫んでみたところ声が響きました。
見上げると天井は黒く、闇に包まれています。
どうも相当の高さがあるようです。

部屋をうろついていると、扉の前に設置されたボタンの付近に3つのことが書いてあることに気がつきました。

・この中に1つだけ扉が開くボタンがある
・4回間違えると扉は二度と開かない
・この部屋に居る限り食料は永遠に支給される

なるほど…と思い、あなたはボタンを押してみることにしました。

まず右から2つ目をポチ。
反応はありません。

次に左端をポチ。
これも不正解のようです。

残るは正解率1/3のボタン。
あなたはこのボタンを押すことが出来ますか?

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作成側からして注目して欲しい点は1つだけ。
それは出口に繋がっているものは5つのボタンしかない、というところです。
要するに確実に外へ出るには、その中にある1つのボタンを押すしかないわけですね。

そしてあなたは2回のチャレンジで失敗しています。
これは残る成功の確立を1/5から1/3へ押し上げていることになります。

しかし逆から見ると怖いですね。
失敗の確立は4/5 → 3/4 → 2/3と減っているにも関わらず、間違えることが出来る回数は減っている。
ボタンを押す前は3回は間違えられるものが、気がついたときには後1回に減っているわけです。

さて、その状況であなたはボタンを押すことが出来ますか?というお話。

疑心暗鬼というのは面白いもので、恐らくこうなってしまえば”本当に出られるボタンがあるのかどうか”ということも考えるでしょう。
また我慢していればもしかしたら助けが来るかもしれない…という考えも浮かんでくるかもしれません。
そうしたらボタンを押さないということも選択肢の1つになるでしょう。

たったコレだけの単純なルールですが、状況が持っている表と裏の考え方以外にも多面的に生まれてきます。
守るべきものが多く頭の中に過ぎる人間であればあるほどボタンを押すことが難しくなるのかもしれません。

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補足:
これは以前に考えた緊張と緩和、束縛と開放、静と動という観点1つに絞った演劇の設定です。

ちなみにその脚本では”これと同じ設定で映画を撮った監督”が主人公になります。
というわけで、部屋の中にあるものに彼の書いた台本(若しくは原作の本)が置いてあります。
果たして彼はそこから出ることが出来るでしょうか?
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by yijin | 2011-11-22 12:51