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ワカルヤツ限定

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ここは感情のゴミ捨て場です。

20160920

休日のフードコートを見ていると面白い光景が目に入るときがある。
最近ふと面白いなと感じたのは、バッグを置いて椅子から離れる人だろうか。

恐らく「ここは私の席だ」という縄張りの主張なんだろう。
多分外国ではバッグを盗まれたりするからありえないんじゃないかな、と思う。
でも日本ではこういう光景が自然だから、やはり平和なのかもしれない。

ただ少し目線を変えてみるとどうだろう。

日本人はバッグを盗まれることはないが、席を奪われることについては敏感だ。
自分の居場所やそれに費やした労力、時間、全てを失うことになってしまうため、自分の財産で所有権をあらわしている。
もしかすると、席を失うくらいなら、バッグの中身のほうがまだ良いということなのだろうか?

何故だろう。
私はなんとなく”Time is money”という言葉を思い出した。

この素晴らしい言葉を日本語に直すと「時は金なり」となる。
しかしその天秤にかけられている二つの価値は常に釣り合っているわけではない。
時間が優先されることもあるし、金が優位に立つこともある。

そしてそれが、常にどちらかに偏ることもない。
非常にバランスの取れた面白い関係性であると言える。

この例で考えると、日本では金と時間であればどちらが優位なのだろうか。
バッグ(金)を担保に席(時間)を手に入れていると考えれば、恐らくより貴重なのは時間だと思う。
治安が良いことでのリスク回避も理由の一つだが、それでもバッグよりも座席のほうが手に入りづらい。

何故か。
恐らく座席が「買えないから」だと思う。

もしフードコートの座席がレンタルで20分100円程度で確保できるとしたらどうだろうか?
余程空いている時は別として、混雑しているときは殆どの方がそのサービスを使用すると思う。
それなら一人客は安心して飲み食いできるし、家族客は他人の状態を気にせずに寛げる。

また、それを立って探しながら見ている側としても、納得が出来ると思う。
あの人たちはお金を払って席を手に入れたんだなと。

多分そこで苦労した人は、次からお金を払って席を手に入れるだろう。
そうれば探す労力も、時間も、全て失うことはない。

この考えはコインロッカーに近いかもしれない。
荷物を苦労して運べば無料だが、一時的に預けるだけでお金を失う。
特に観光地では激戦区になり、安全で快適な時間を手に入れるためには大切なサービスだ。

もしかするとお金というのは、一番それなりに平等さを作れるものなのだろう。

そう言う意味ではカバンでの席の確保というのはその考えに近いのかもしれない。
恐らく「私はこの領土に対してこれだけの価値があると考えている」と意思表示をすることで、座席を手に入れようと思っているのだろう。
ただ問題なのは護衛も何もなく置いた宝石で、その城の所有権は維持できないということだろう。

バッグも座席も両方盗まれることも想定できる以上、どこかでそれを一時的に守る方法を手に入れなくてはならない。
そう考えると、やはりフードコートの座席レンタルというのは悪い案ではないと思う。
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by yijin | 2016-09-20 09:32 | ワカルヤツ限定