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ワカルヤツ限定

yijin.exblog.jp

ここは感情のゴミ捨て場です。

2008/11/27

広告はテレビから撤退し始めています。
というのも値段の割りに営業利益に繋がらないから、だそうです。

それは一体何故なのか。

単純に考えると、広告が手元に残らないからではないでしょうか。
要するに金をかけても垂れ流して終わる、ということです。

テレビの良いところは大勢の人に見せることができる点でした。
これは商品や情報を知ってもらうことで潜在的な需要、顧客を掘り起こすことに繋がります。
だからマニアックな人は雑誌、それに興味のない人はテレビによる広告というのが発達したのでしょう。

情報源がテレビからパソコンへとシフトしました。
Webなどは小冊子カタログと同じく、一時的でも情報を繋ぎとめておくことができます。
そのため、より詳しい解説というのが公開できることになります。

こうなると企業は詳細、簡易の2種類を作らなくてはなりません。
しかし詳細はデータなどを載せられるとして、簡易版ではどうしたら良いか?

大抵の場合は印象(イメージ)を受け付ける方法を取るでしょう。
ですが、そうなると非常に味気ないものとなってしまいます。

例えば車だとしたら詳細はWebに絞り、特長だけをテレビで流すことになります。
乗り心地良いよ~、燃費が良いよ~というところから始まり、この車でこういうことができるよ~という流れになる。
これはある意味”北海道の旅!7泊8日、カニ食べ放題!”という広告と同じなんですよね。

それを見た人間には他の商品との比較ができなくなります。
何故かと言えばみんな一様に乗り心地が良さそうで、燃費が良さそう。
しかもやれることまで同じだとしたら、果たして比較する必要があるでしょうか?

余程マニアックなコダワリや視点を持つ人以外は”みんな同じ”という印象しかなくなると思います。

実際その”北海道の旅!”の比較をしようとする人は殆ど居ないでしょう。
こっちの方が安い、あっちのほうが安いというよりも、同じ金額でどこまで行けるのか?なんて方向に目線が行くはずです。
なるほど…5万円で北海道ならカニと7泊だけど、タイに3泊4日行けるのか、という感じ。

それじゃわざわざ広告打つ意味ないんですよね。

こうなってしまうと広告はWebに移るか?というと僕はそうではない気がします。
何故ならWebは情報の末端として到達するには良いと思いますが、動かない(発信されない)という特徴があります。
要するに知りたい人が、調べて、わざわざ足を運んで確認する、という作業が必要になる。

そうなると着目するのは現在出ているような雑誌、ではないでしょうか。
雑誌なら定期的に情報が発信されますし、情報源として手元に置いておくことができます。

問題は実績に引きずられない形で、現状にあったものが作れるかどうか、だと思います。
もしそれがクリアできれば、廃刊の話が多い雑誌業界は一気に活性化されるのではないでしょうか。

ま、あくまでも仮説なんですけどね。
by yijin | 2008-11-27 13:30

by yijin